この記事では、「ギブアンドテイク」と「相互扶助」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ギブアンドテイク」とは?
ギブアンドテイクとは、何かを与えたら何かをもらい、何かをもらったら何かを与えることをいいます。
お互いに利益を与え合う関係性を表していて、英語のgive and takeをそのまま日本語読みした言葉になります。
ギブアンドテイクは、お互いに譲り合うことや公平なやり取り、持ちつ持たれつの関係性を意味しています。
「相互扶助」とは?
相互扶助とは、お互いに助け合ったり支え合ったりすることをいいます。
「相互」と「扶助」からなる四字熟語です。
「相互」はお互いに働きかけあうことを表していて、「扶助」は助けたり支えたりすることを表しています。
相互扶助は社会や組織の構成員同士がお互いに助け合うことで、保険などは相互扶助の精神によって生まれました。
「ギブアンドテイク」と「相互扶助」の違い
ギブアンドテイクはお互いに利益を与え合うことやその関係性を表す言葉で、相互扶助はお互いに助け合うことを表す言葉です。
ギブアンドテイクには助け合うという意味もありますが、お互いに利害関係があることも表しています。
相互扶助はお互いに助け合うというニュアンスが強く、利害関係があるというニュアンスはありません。
「ギブアンドテイク」の例文
・『彼と私はギブアンドテイクの関係なので、お互いに情報を交換し合っている』
・『ギブアンドテイクの関係性が理想だが、私の方が面倒なことをやらされている気がする』
「相互扶助」の例文
・『相互扶助の精神でこの未曾有の災害を乗り切りたい』
・『年金制度も相互扶助の精神が元になっている』
まとめ
ギブアンドテイクも相互扶助も、お互いに助け合ったり支え合ったりすることやその関係性のことをいいます。
ギブアンドテイクはお互いに利害関係があることを表していて、相互扶助はお互いに助け合うというニュアンスが強いです。