この記事では、「オーガニック」と「無添加」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オーガニック」とは?
「オーガニック」とは有機栽培によって作られた農作物やそういった農作物で作られた食べ物を指します。
有機栽培は農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てる農業です。
農薬や化学肥料に有害な物質が含まれていたことが発覚した時代に、そういった農薬や肥料の有害成分の悪影響を受けていない安心できる食べ物として過去に推進されました。
現在では農薬や化学肥料も安全が確認されたものだけ使用できるよう法整備されましたが、未だにオーガニックでないと不安という人もいます。
「無添加」とは?
「無添加」とは加工する際に特定の化学的な物質を使っていないことを指します。
食べ物で言えば食べ物を傷みにくくする保存料や見た目をよくする着色料、甘味や香りなど食べ物としての質を上げる甘味料や香料などが対象です。
完全に添加物を使っていないものもありますが、食べ物で着色料や化学調味料を使っていても保存料は使っていない場合でも、保存料無添加と表記することはできます。
そのため無添加という文字が見えたら、それは添加物の類は一切使われていないのだと安心していいというわけではありません。
「オーガニック」と「無添加」の違い
「オーガニック」と「無添加」の違いを、分かりやすく解説します。
食べ物の原材料や販売されている農作物そのものが有機栽培に作られていることが「オーガニック」で、食品加工の段階で特定の物質を添加していないことを指す言葉が「無添加」です。
「オーガニック」は生野菜にも使われる言葉ですが、「無添加」は生野菜には使われず加工食品に使われます。
まとめ
大雑把にまとめるなら、「オーガニック」は原材料の生産段階、「無添加」は材料の加工段階で化学物質を使わないことというのが両者の違いです。
そのためオーガニック食材を使った食品でも添加物を使っていることもあれば、オーガニックではない食材で無添加の食べ物もあります。