「乗り切る」と「打ち克つ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「乗り切る」と「打ち克つ」の違いとは?違い

この記事では、「乗り切る」「打ち克つ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「乗り切る」とは?

「乗り切る」は、困難や危機などを切り抜けることを意味します。

例えば、猛暑が続いているとします。

毎日、暑くてたまらないといった日々が続くといった危険な状態が続きます。

そのような猛暑が終わり秋の風を感じることができるようになったとき、「猛暑を乗り切ることができた」ということになります。

他の言葉に言い替えると「生き抜く」「乗越える」「持ちこたえる」「危機を脱する」「峠を越える」「耐え切る」などになります。


「打ち克つ」とは?

「打ち克つ」「克」は、「克服」「下剋上」「克己」などに用いられる漢字で、意味は力を尽くして勝つことです。

つまり、「打ち克つ」とは困難や苦しみなどを克服することを意味します。

例えば、受験生が合格に向け勉強に励んでいます。

苦手な英語さえ点数を伸ばすことができれば合格することができる場合において、その苦手な英語を克服し合格をつかむことを「打ち克つ」と言います。

他の言葉に言い替えると「克服する」「打ち破る」「打ち倒す」などになります。


「乗り切る」と「打ち克つ」の違い

「乗り切る」「打ち克つ」の違いを、分かりやすく解説します。

「乗り切る」「打ち克つ」は、困難や危機に対し用いられる言葉になります。

そのうえで、「乗り切る」は困難な状況から抜け出すことを意味し、「打ち克つ」は困難な状況を克服することを意味するといった違いがあります。

「乗り切る」の例文

・『彼のお陰で、今回発生したピンチを乗り切ることができた』
・『子どもには、いかなる困難も乗り切る力を付けてほしい』

「打ち克つ」の例文

・『彼の強い意志があれば、このような困難にも打ち克つことができると思う』
・『数々の誘惑に打ち克つことができたお陰で、見事、ダイエットに成功することができた』

まとめ

以上のように、困難な状況から抜け出すことを意味するのか。

それとも、克服することを意味するのか。

といった違いがある2つの言葉になります。

違い
違い比較辞典