この記事では、「上乗せ」と「割増し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「上乗せ」とは?
「上乗せ」とは、既にある金額や数量などにさらに付け加えることを意味します。
つまり、追加し増やすことが「上乗せ」です。
例えば、お祝いの金額を1万円に設定していたとします。
そのお祝いの1万円にもっと祝いの気持ちを付け加えたいということで5千円付け加えることを「上乗せ」と言います。
「上乗せ」は「上乗せする」や「上乗せを求める」「上乗せに同意する」「上乗せを行う」などといった形で使用します。
「割増し」とは?
「割増し」とは一定の額や量に対し、ある割合を増し加えることを意味します。
「割増し賃金」や「割増し料金」「割増し手当て」などといった言葉があり、これらは元ある金額にある割合を増し加えた金額を指す言葉になります。
また、「割増し」の対義語は割り引くことを意味する「割引」です。
「上乗せ」と「割増し」の違い
「上乗せ」と「割増し」の違いを、分かりやすく解説します。
「上乗せ」と「割増し」共に元ある金額や数量を増やすことを意味します。
そのうえで、「上乗せ」は、元ある金額や数量に対し付け加えることを意味します。
例えば、元の金額が1000円で100円付け加えることを「100円上乗せする」と表現します。
一方、「割増し」は元ある金額や数量に対し何割か付け加えることを意味します。
例えば、料金に10%付け加えることを「10%割増しする」と表現します。
「上乗せ」の例文
・『人気商品の為、5千円ほど上乗せして販売することに決めた』
・『悪徳業者の場合、一般的な修理費に上乗せし請求してくるところもあるそうです』
「割増し」の例文
・『深夜のタクシー料金は割増料金なので高くて乗れません』
・『休日だからと言って3割も割増ししてくるとは驚きました』
まとめ
「上乗せ」と「割増し」は以上のような違いに注意し使い分ける必要があります。