「プライムリブ」と「ローストビーフ」はどちらも牛肉を使った料理です。
2つの牛肉料理はどのような違いで区別されているのでしょうか今回は、「プライムリブ」と「ローストビーフ」の違いを解説します。
「プライムリブ」とは?
「プライムリブ」とは、「リブとサーロインの間の部位をじっくり焼き上げて作る牛肉料理」です。
「プライムリブ」の使い方
「プライムリブ」は元々リブとサーロインの間に位置する肉の部位を指す言葉でしたが、じっくりと焼き上げる料理方法で人気が広まったことから現在ではは牛肉の料理名として認知されています。
バラ肉の塊のまま焼き上げカットして提供する料理で、塊のままローストした肉を温かいまま提供するのが特徴です。
「ローストビーフ」とは?
「ローストビーフ」とは、「牛肉の塊をオーブンなどでじっくりと焼き上げスライスして提供する牛肉料理」です。
「ローストビーフ」の使い方
イギリスを代表する伝統料理の一つで、大きな塊の肉を丸ごとオーブンなどでローストし肉汁が逃げないよう冷ましてから薄くスライスして提供します。
パーティーなどでよく作られる定番の牛肉料理でロースト時にあふれた肉汁を使って作るグレイビーソースをかけて食べるのが定番の食べ方です。
「プライムリブ」と「ローストビーフ」の違い
「プライムリブ」と「ローストビーフ」の違いは肉の部位です。
「プライムリブ」はリブの中でもサーロインに近い脂の多い部位を使いますが「ローストビーフ」はモモやランプなど脂身の少ない赤身肉を使って作ります。
「プライムリブ」は温かいままカットしても肉汁が流れ出さないので温かい状態で食べるのに対し、「ローストビーフ」は温かいうちにカットすると肉汁が流れ出してしまうので基本的にある程度冷ましてから食べるのも違いのひとつです。
どちらも塊の肉をオーブンなどでローストするという調理方法に違いはありません。
イギリスの伝統料理である「ローストビーフ」がアメリカに渡り新しくレシピを改良された料理が「プライムリブ」なので、「プライムリブ」も「ローストビーフ」の一種に含まれます。
まとめ
「プライムリブ」と「ローストビーフ」は肉の部位と温度が大きな違いです。
どちらも美味しい牛肉料理なのでよく味わって食べましょう。