この記事では、「ブルカ」と「ヒジャブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブルカ」とは?
イスラム教徒の女性が、頭からかぶって着用をするテント状の布のことです。
頭部は帽子のような形状になっており、そこからテント状に布が垂れ下がったような形になっています。
全身をすっぽりと覆ってしまい、外から見える部分はくるぶしから下のあたりだけです。
顔の部分は目の部分が網目状になっています。
これを着用する目的は、性被害を受けることを防ぐためとされています。
女性が肌を露出すると、女性の魅力にひかれてしまう人がでてきます。
触りたいなどと思う人が現れてしまうのです。
肌を隠してしまえば、そういった欲求を掻き立てるような心配が減ります。
全身を覆えば、紫外線の影響を多少防ぐことができます。
紫外線を無防備に長時間浴び続けると、シミやシワなどの原因になります。
しかし、「ブルカ」は紫外線を防いで肌を老化から守ろうというものではありません。
「ヒジャブ」とは?
イスラム教徒の女性が頭部を覆うために使用する布のことです。
ヘジャブ、ヒジャーブともいいます。
髪を隠すために用いるもので、顔の部分は出ています。
頭の部分をすっぽりと覆い、髪は一切出ないようにします。
布は首のあたりまで長さがあります。
イスラーム法では、女子の服装として定められています。
この布には、柄がついたものと無地のものとがあります。
色もさまざまです。
人目を引くような派手な色や柄については、意見が分かれているようで、派手なものは非難の対象となる地域もあれば、そうでない地域もあります。
「ブルカ」と「ヒジャブ」の違い
「ブルカ」と「ヒジャブ」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は全身を覆うもの、後者は頭部だけを覆うものです。
また、前者は顔を外から見ることができませんが、後者は顔が出ていて他人が顔を見ることができます。
まとめ
どちらもイスラム教徒の女性が身につけるものですが、それぞれ形状が違います。