この記事では、「調査書」【ちょうさしょ】と「成績証明書」【せいせきしょうめいしょ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「調査書」とは?意味
生徒が学校に在学中の出欠状況や、学業の成績が書かれているのが「調査書」【ちょうさ】といいます。
生活態度についても教師目線で書かれていて、その生徒について分かりやすく詳細を伝えるために記入するわけです。
高校生であれば、学年ごとに履修した教科の修得単位数を出したり、評定するのもこの「調査書」の意味になります。
また、授業の他に生徒が部活をどう頑張ったか、どのような資格を修得したかも記入するものです。
中学の「調査書」には入学してから3年生の2学期までの評定が記載してあり、これが希望する高校に出す出願書類になります。
「成績証明書」とは?意味
科目合格したときの年度と科目名を記載するのが「成績証明書」【せいせきしょうめしょ】といいます。
この成績の評点はABCで記入するのが一般的であり、全日制高校の成績を分かりやすく単位にして表したり、通信制高校に通う生徒の卒業単位として加算し、申請するときに証明書を出すのです。
この「成績証明書」は外部の者に見せて、公式な成績を伝えるために作られる証明書になります。
企業に応募するときは5枚以上用意しておけば内定承諾書に使うだけでなく、企業の二次面接にも提出できて安心です。
「調査書」と「成績証明書」の違い
「調査書」と「成績証明書」の違いを、分かりやすく解説します。
内申書と同じ意味がある「調査書」は、学校を何年何月に卒業したかが分かるものです。
その調査書には修得単位数や教科の成績を5段階程度で評定し、欠席日数から部活や係り活動についても書かれています。
もう一方の「成績証明書」は、生徒が学校でどの教科を受けて結果はどの程度か評価する書類として外部に提出する際に使うものです。
「調査書」よりも「成績証明書」の方が長期保管する学校が多い傾向が見られます。
まとめ
どちらも自分が学校に通って出した結果が書かれているものですが、記載されている内容や提出する所に違いがありますので、使い分けてみるといいでしょう。