この記事では、「削減」と「節減」の違いを分かりやすく説明していきます。
「削減」とは?
「削減」は「さくげん」と読みます。
意味は「今ある余計なものを省いて少なくすること」です。
元々予定として組まれている予算や予定などを、代わりのもので代用したり、なくしたりして、工夫して減らすことを表します。
「削減」の言葉の使い方
「削減」は名詞として「削減する・した」「経費削減」「人員削減」などと使われます。
「削」は「けず(る)」とも読み「そいでへらす」という意味、「減」は「へ(らす)」とも読み「少なくする」という意味。
「削減」で「そぎ落して少なくすること」になります。
「節減」とは?
「節減」は「せつげん」と読みます。
意味は「これからかかる数量や費用などを切り詰めること」です。
通常当たり前の様に使ったり、かかったりする金額を、工夫して量を少なくしたり、安く上げたりして節約することを表します。
「節減」の言葉の使い方
「節減」は名詞として「節減する・した」「コスト節減」などと使われます。
「節」は「ひかえめにする」という意味、「減」は「少なくする」という意味、「節減」で「控えめにして少なくすること」になります。
「削減」と「節減」の違い
「削減」は「今ある余計なものを省いて少なくすること」です。
「節減」は「これからかかる数量や費用などを切り詰めること」です。
「削減」の例文
「削減」の例文は以下の通りです。
・『人員削減の為に早期退職プログラムを発表する』
・『今は軍事費を削減するわけにはいかない』
・『IT予算を見直して削減する』
「節減」の例文
「節減」の例文は以下の通りです。
・『経費節減でコピーの裏紙を使う』
・『コストの節減対策として電気を消す』
・『この方法なら年間100万は節減できる』
まとめ
今回は「削減」と「節減」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。