「商店会」と「商店街」の違いとは?分かりやすく解釈

「商店会」と「商店街」の違いとは?違い

「商店会」「商店街」はどちらも商店の集まりを指す言葉ですがどのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「商店会」「商店街」の違いを解説します。

「商店会」とは?

「商店会」とは、「情報交換や協力などを目的に商店を営む商店主が集まって作る団体」を指す言葉です。


「商店会」の使い方

商店同士の相互扶助を目的に結成される団体のことで、一般的には地域や同じテナントビルなど近隣の商店が集まって結成されます。

民間によって作られる任意団体であり加盟義務などはありませんが、地域の情報やイベントの連絡反対活動など商店を営む上でさまざまなメリットがあることから多くの商店が加盟しています。

基本的に中小規模の商店を対象にしており大型店やチェーン店などはあまり加盟しません。


「商店街」とは?

「商店街」とは、「商店が集まって形成される商業地域」を指す言葉です。

「商店街」の使い方

一般的には通りの横に個人店や中小規模の店舗が立ち並ぶ商店通りを指します。

商業統計では小売店やサービスを提供する店舗が30店舗以上集まっている場所を「商店街」としていますが具体的な定義は定められていません。

基本的には独立して存在する路面店が集合する通りや地域を指す言葉なのでショッピングセンター内の店舗や雑居ビルに入居している店の集まりなどは「商店街」と呼ばず、街中に見られる小さな店の集まっている通りや地域が「商店街」です。

「商店会」と「商店街」の違い

「商店会」「商店街」はどちらも商店の集まりですが相互扶助の目的で結成される商店主の集まりが「商店会」、店舗が集まっている地域が「商店街」という違いで区別されます。

「商店街」にある店の経営者で組織される「商店会」もあります。

「商店会」の例文

・『商店会に加盟する』
・『商店会の会合が開かれた』

「商店街」の例文

・『商店街で買い物した』
・『アーケードに覆われた商店街』

まとめ

「商店会」「商店街」は全く意味が異なります。

それぞれどのようなものを指しているのかを正しく理解し区別してください。

違い
違い比較辞典