この記事では、「淡々」と「黙々」の違いを分かりやすく説明していきます。
「淡々」とは?
「淡々」は「たんたん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「色・味・感じなどが、あっさりしているさ様子」という意味で、度合いが薄いことです。
2つ目は「言動があっさりしてこだわらない様子」という意味で、感情の起伏が少ない様子のことです。
3つ目は「水が静かに揺れ動く様子」という意味で、自然現象に変化がほとんどない様子のことです。
「淡々」の言葉の使い方
「淡々」は「タリ活用」の形容動詞で、「淡々と~する・している」として使われることが多くなります。
「淡」は「あわい」とも読み、「あっさりしている」「度合いが薄い」という意味、「淡々」と続けることで意味を強調しています。
「黙々」とは?
「黙々」は「もくもく」と読みます。
意味は「黙って一つのことを続ける様子」です。
一切口をきかず、仕事ややるべきことをする様子を表します。
「黙々」の言葉の使い方
「黙々」は「タリ活用」の形容動詞で、「黙々と~する・している」として使われることが多くなります。
「黙」は「だまる」とも読み「物を言わない」という意味、「黙々」と続けることで意味を強調しています。
「淡々」と「黙々」の違い
「淡々」は「あっさりしている様子」「度合いが薄い様子」「変化が少ない様子」という意味です。
「黙々」は「黙って一つのことを続ける様子」という意味です。
「淡々」の例文
「淡々」の例文は以下の通りです。
・『事件について警察が淡々と説明する』
・『解説者が淡々とニュースを読み上げる』
・『彼は嘘がバレても淡々としている』
・『淡々とした川面を眺める』
「黙々」の例文
「黙々」の例文は以下の通りです。
・『師匠はいつも黙々と作業する人だ』
・『妻が黙々と料理しているので怖い』
・『飲食店でマスクを外し黙々と食べる』
・『黙々とデータ入力を続ける』
まとめ
今回は「淡々」と「黙々」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。