この記事では、「通帳」と「証書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「通帳」とは?
「通帳」は「つうちょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「掛け買い方式で、取引の月日や金額などを記入しておくための覚書のこと」という元の意味です。
2つ目は転じて「預貯金の出し入れを記入する帳面」という意味です。
「通帳」の言葉の使い方
「通帳」は「通帳記入する」「預金通帳」などと使われます。
語源は「通い帳(かよいちょう)」で、昔の商売で、売り買いの日付や金額などを記録しておく帳簿のことでした。
昔の商売は都度払いではなく、年に数回まとめて払う掛け方式だったのです。
ここから「商いの為に通ったことを記す帳簿」として「通い帳」と呼ばれる様になりました。
更に銀行が普及したことでお金の出し入れをする帳面として「通帳」が使われるようになったので、日常ではこちらの意味で使われることがほとんどです。
「証書」とは?
「証書」は「しょうしょ」と読みます。
意味は「ある事実を明確にする為に記された文書」です。
それが事実であることを、後になってからでも証明できる様に、権威のあるところから発行される文書のことです。
「証書」の言葉の使い方
「証書」は名詞として「証書にサインする」「卒業証書」などと使われます。
「証」は「あか(し)」と読み「確かな根拠に基づいて事実を明らかにする」という意味、「書」は「か(く)」とも読み「文字を書く」「事柄をかきつけたもの」という意味、「証書」で「事実を明らかにするために書きつけたもの」になります。
「通帳」と「証書」の違い
「通帳」は「預貯金の出し入れを記入する帳面」です。
「証書」は「預貯金の出し入れを記入する帳面」です。
「通帳」の例文
「通帳」の例文は以下の通りです。
・『銀行の通帳をなくす』
・『通帳に記帳する』
・『通帳とカードを保管する』
「証書」の例文
「証書」の例文は以下の通りです。
・『借用証書にサインする』
・『卒業証書を貰う』
・『講座を終えると修了証書が貰える』
まとめ
今回は「通帳」と「証書」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。