この記事では、「弔詞」と「弔辞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「弔詞」とは?
弔詞とは、ちょうしと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、人の死をいたみ悔やみを述べるという意味を持っている弔の文字に、言葉とか文章等の意味を有する詞の文字を付け加える事によって成立した言葉となっています。
以上の事から弔詞は、葬儀の際に死者に対して贈る言葉を示すのです。
「弔詞」の言葉の使い方
弔詞は、死者に贈るメッセージという意味で用いられる言葉となっています。
死者との別れの寂しさや惜しむ気持ち等を書き記した上で、葬儀の際に読むものに対し、この弔詞という言葉が使用されているのです。
「弔辞」とは?
弔辞は、ちょうじと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば分かる事ですが、とむらうや死者の霊を慰める等の意味の弔の漢字に、言葉をかけるとか挨拶するといった意味がある辞の漢字を付け足す事により完成した言葉です。
そのため弔辞は、死者を弔うための言葉を表します。
「弔辞」の言葉の使い方
弔辞は、故人に対する別れの言葉という意味で使われる言葉です。
その人物が亡くなってしまった悲しみや悼む気持ちを文章にした上で、葬儀の時に読まれるものを、この弔辞という言葉を駆使して表現します。
「弔詞」と「弔辞」の違い
弔詞と弔辞の漢字表記を見比べてみると、2文字目の漢字に詞と辞という違いがあり、読み方も、ちょうしとちょうじであり、幾分相違点がある事を発見可能です。
所が最初の漢字は同じ弔であり、どちらも葬儀の際に読まれる、死者に贈るメッセージという同じ意味を持つ言葉となっています。
まとめ
2つの言葉は共に、死者を弔うための言葉であり、葬儀で読まれるメッセージを指し示すのです。
つまり同じ意味を持つ言葉同士ですが、詞と辞という使われている漢字の違いや、ちょうしとちょうじといった形で読み方に違いが見られます。
