誕生することを意味する言葉として「爆誕」と「生誕」があります。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうかこの記事では、「爆誕」と「生誕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「爆誕」とは?
「爆誕」とは、「大きな衝撃を伴い劇的に誕生すること」を意味する言葉です。
周囲に大きなインパクトを与えるような誕生の仕方を指します。
「爆発的な誕生」の略語ですが辞書には載っておらず広告の煽り文句やキャッチフレーズなどで使われている俗語です。
言葉の意味はあまりはっきりしたものではなく、誕生したことのインパクトを強調する意味合いで使われています。
話題作が生まれた時や画期的な商品が開発された時などに用いられる表現です。
「生誕」とは?
「生誕」とは、「人が生まれること」を意味する言葉です。
人間の子供が新しくこの世に命を持って生まれ落ちることを意味します。
一般的に命が生まれることを「誕生」といいますが「生誕」は命が生まれることの中でも人に対してのみ使う表現で動物や植物には使いません。
人の中でも大きな功績を残す人や歴史的に重要な人などいわゆる偉人と呼ばれる人に対して使うことが多く、特別な人がこの世に生まれたことを強調するニュアンスで用いられる表現です。
「爆誕」と「生誕」の違い
「爆誕」と「生誕」の違いを、分かりやすく解説します。
「爆誕」と「生誕」の違いは「誕生したもの」です。
どちらも誕生することを意味する言葉ですが「爆誕」は周囲に驚きや衝撃を与えるようなインパクトの強いものが誕生した時に使うのに対し「生誕」は偉人が誕生した時に使います。
「爆誕」は食品や製品など生物以外にも使いますが「生誕」は人間にしか使わない、という違いもあります。
「爆誕」の例文
・『問題作が爆誕した』
・『シリーズの第一作が爆誕したのは10年前になる』
「生誕」の例文
・『生誕を祝う』
・『今年で生誕100年を迎える』
まとめ
「爆誕」と「生誕」ではニュアンスが大きく異なります。
自分で使う機会は少ないものの見かける機会はそれなりに多いので、何が生まれた時に使うのか知っておきましょう。
