この記事では、「男子」【だんし】と「男性」【だんせい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「男子」とは?
成人になる前の男の子を「男子」【だんし】といいます。
一般的には、18歳以下の子供を呼ぶときに使う言葉であり、「あの男子の名前が知りたい」と相手の名前が分からないとき、とりあえず性別で男と判断して名を聞くために使うわけです。
下は1歳から高校生以下の子供に使われていて、学校では女の子と性別で分けるとき「男子」と呼んではっきり区別します。
「男性」とは?
仕事や私生活もうまくこなして両立し、立派に生きる男を「男性」【だんせい】といいます。
とくに、成人した18歳以上の男を指す言葉であり、「あの人は自立し男性だ」と敬意をはらった言い方をするわけです。
「男性」と呼ぶ年齢としては、成人した人から中高年と幅広い年代を対象としています。
そのため、80代の人であっても「彼は人生を立派にやり遂げた男性だ」と言うわけです。
「男子」と「男性」の違い
「男子」と「男性」の違いを、分かりやすく解説します。
10代後半までの男の子を「男子」といい、学校に通う学生に対してよく使われている呼び方です。
使い方としては、「あの男子は15歳には見えない」といった言い方をすれば、見た目が年齢相応ではないと伝えます。
もう一方の「男性」は成人した男の人を対象にした呼び方であり、90歳以上の高齢者にも使う言葉です。
年齢に関係なく使う呼び方であり、女性と区別するため「男性」という場合もあります。
「男子」の例文
・『小学校に通う男子は運動靴を履いて登校するように伝えた』
・『男子はみな運動場の右側へと寄り、体育座りをした』
「男性」の例文
・『男性の声が耳元でしたので横を見れば、兄が立っていて驚いた』
・『船の上で漁をする男性はみな筋肉質でとても凛々しかった』
まとめ
どちらも男を意味する言葉として使われている言葉ですが、年代によって使い分ける必要性がありますので、状況に応じてうまく使い分けてみましょう。
