「体操」と「新体操」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「体操」と「新体操」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体操」とは?
「体操」とは、いくつかの器械を使用し全身で演技を行い、その完成度などを採点する競技 になります。
男子の場合、ゆか・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒の6種目に分かれます。
女子の場合は、跳馬・段違い平行棒・平均台・ゆかの4種目にわかれます。
女子のゆかのみ、音楽に合わせ演技をするといった特徴があります。
それら、6種目または4種目の競技に対し、技の難易度や美しさなどが採点される採点競技が「体操」です。
「体操」の歴史は古く、オリンピックで言えば第1回の1896年アテネ大会から実施されています。
その当時は男子のみでしたが、1928年アムステルダム大会から女子の「体操」もオリンピック競技に加わることになりました。
「新体操」とは?
「新体操」は名前の通り新しい体操を意味します。
オリンピックでは、個人総合は1984年ロサンゼルス大会から。
団体総合は1996年アトランタ大会から実施と比較的、歴史の浅いスポーツになります。
また、「新体操」と言われているのは日本だけです。
手具を使用し音楽に合わせ演技を行う「新体操」。
その芸術性を競う競技になります。
使用される手具は、男子新体操の場合で、スティック・リング・ロープ・クラブの4種目。
女子新体操の場合で、ボール・クラブ・リボン・フープ・ロープの5種目になります。
これら全種目に音楽が流され、その音楽に合わせ演技し採点を競う競技になります。
「体操」と「新体操」の違い
「体操」と「新体操」は、全く別の競技になります。
どちらも採点競技ですが、使用するものや採点方法などに大きな違いがあります。
「体操」の場合、男子は、ゆか・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒の6種目。
女子は、跳馬・段違い平行棒・平均台・ゆかの4種目にわかれます。
道具を使用すると言うよりも器械を使用する競技になります。
一方、「新体操」の場合は、男子は、スティック・リング・ロープ・クラブの4種目。
女子は、ボール・クラブ・リボン・フープ・ロープの5種目になります。
これら手具を使用する競技になります。
また、音楽の使用においては、「体操」の場合、女子のゆかのみ使用することになり、「新体操」の場合は、すべての競技に音楽を使用することになります。
まとめ
「体操」と「新体操」は、以上のことから全く異なった競技になります。