「普遍的」と「画一的」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「普遍的」と「画一的」の違いとは?違い

この記事では、「普遍的」「画一的」の違いを分かりやすく説明していきます。

「普遍的」とは?

「普遍的」とは世の中に広く定着している物事や、地域や範囲を問わず多くの物事に共通して当てはまっていることです。

状況や条件を問わず変わらないものが普遍的と言われます。

例えば空中の物は地面に向かって落ちるというのは、地球上のどの地域でもどの時代でも共通している普遍的な現象です。

道徳観などの人の意識のように地域によっては変わらずとも時代によって変わる普遍的なものもありますが、物理法則のように地域だけでなく時代が変わっても変化しない普遍的なものもあります。


「画一的」とは?

「画一的」とは個性や個々の特徴がないくらい同じ状態になっていることです。

例えば雨傘の形状は国内外問わず世界中のどのメーカーでも持ち手である柄以外の形状は変わらず、これが画一的なデザインと言えます。

個性や個々の特徴がないというのは基本的な構造や性質についての話であり、例で挙げた傘の柄のように多少細部が違う程度は問いません。

世界中の様々な物事においてそういった同じ状態同じ形であるということではなく、あるジャンルやカテゴリーの中でそういった同じような構造で統一されていることを指すのが画一的という言葉です。


「普遍的」と「画一的」の違い

「普遍的」「画一的」の違いを、分かりやすく解説します。

地域などの条件を問わず世の中に広く共通していることが「普遍的」で、構造や性質などが全く同じで個性や特徴がないのが「画一的」です。

「普遍的」は広い範囲で大まかに共通して当てはまっていることであり、それぞれには違う部分が見られることも多いですが、「画一的」は本質的な部分や表面的な部分が同じで違いは極一部にしかないことを指します。

まとめ

「普遍的」「画一的」の違いはどういった範囲かとどれだけ共通しているかが違いと言えるでしょう。

「普遍的」は地域や時代などの枠組みの外にまで共通しているものが広まっているものの、それぞれには共通していない部分があることも珍しくありません。

逆にジャンルやカテゴリーという枠組みの中だけで共通していますが、違いがあるとしても極一部だけというほど共通している要素が多いのが「画一的」です。

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