この記事では、「数」と「個数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「数(かず/すう)」とは?
「数」には以下の意味が含まれています。
・「物の順序を示す語や記号」、「数字」
・「全体や一定の範囲のうちで、個々の事物がどのくらいあるかということを表すもの」、「数量」
・「数量や回数などが多い事」、「多数」
・「価値のあるものとして認められる範囲、及び、その範囲に入るものとして価値を認められること」
・「同じ類として数えられる範囲」、「仲間」
・「バリエーションが豊富なこと」、「色々」、「様々」
「数」の同義語には「量(りょう)」や「分量(ぶんりょう)」、「数値(すうち)」や「ボリューム」などがあります。
「数値」の使い方
「数値」は名詞として使われています。
「個数(こすう)」とは?
「個数」とは、「物の数」を意味する言葉であり、別の漢字を用いて「箇数(こすう)」とも表記されます。
「個数」の使い方
「個数」は名詞として使われています。
「数」と「個数」の違い
「数」は「物の順序を示す語や記号」や「全体や一定の範囲のうちで、個々の事物がどのくらいあるかということを表すもの」など多くの意味が包括されている言葉になります。
対して、「個数」は「物の数」という意味を表す言葉です。
したがって、「数」が表す複数の意味の中に「個数」も含まれていると解釈できます。
「数」の例文
・『物の数を1から順にカウントしていく』
「個数」の例文
・『このカップラーメンの売上個数は国内でも有数である』
まとめ
「数」は「物の順序を示す語や記号」=「数字」や「全体や一定の範囲のうちで、個々の事物がどのくらいあるかということを表すもの」=「数量」、「バリエーションが豊富なこと」=「色々」、「様々」など多くの意味が含まれる言葉になります。
そして、その複数の意味の中に「個数」が表す「物の数」という意味も含まれていると言えます。