この記事では、「水圧」と「浮力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水圧(すいあつ)」とは?
「水圧」とは、「水が物体や水そのものに及ぼす圧力」を意味する言葉です。
「水圧」は静止している水では、10メートル深くなるごとに約1気圧増します。
「水圧」を英語に訳すと“water pressure”になります。
「水圧」の使い方
「水圧」は名詞として使われています。
「浮力(ふりょく)」とは?
「浮力」とは、「気体中に存在する物体に、流体が及ぼす上向きの力」を意味する言葉です。
「浮力」は物体が押し退けた流体の重さに等しく、無重力空間では存在しません。
「浮力」を英語に訳すと“buoyancy”になります。
「浮力」の使い方
「浮力」は名詞として使われています。
「水圧」と「浮力」の違い
「水圧」は「水が物体などに及ぼす圧力」という意味を指す言葉になり、対して、「浮力」は「流体が気体中にある物体に及ぼす上向きの力」という意味を指す言葉になります。
「水圧」の例文
・『沈んだ潜水艦は水圧によってボコボコにへこんでいた』
・『水圧の計算式にかんする問題が出題された』
・『水圧を考慮して、深海調査は慎重に遂行された』
・『その動画では、水圧カッターを利用した金属加工の様子が収められていた』
「浮力」の例文
・『リュックなどは浮力が発生するので、溺れたときに浮き輪代わりになることがある』
・『内に含める気体を失ったことで、その物体は浮力を失った』
・『浮力の関係について図解で説明されている参考書を購入した』
・『浮力が生じるメカニズムについて、インターネットを利用して勉強した』
まとめ
「水圧」は「水が物体や水そのものに及ぼす圧力」を意味する言葉であり、「浮力」は「気体中に存在する物体に、流体が及ぼす上向きの力」を意味する言葉です。
2語は力の影響元が「水」か「流体」かという点に違いがありました。