「世情」と「情勢」の違いとは?分かりやすく解釈

「世情」と「情勢」の違いとは?違い

この記事では、「世情」「情勢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「世情(せじょう)」とは?

「世情」とは、「世の中の有り様」「世間の人情」「俗人の心」を意味する言葉です。

「世情」の類義語には「世相(せそう)」「世態(せたい)」「流俗(りゅうぞく)」「習俗(しゅうぞく)」「風俗(ふうぞく)」「風紀(ふうき)」などがあります。


「世情」の使い方

「世情」は名詞として使われています。


「情勢(じょうせい)」とは?

「情勢」とは、「変化していく物事のその時々の様子や有り様」「今、物事がどのように動いて、これからどのようになっていくかという状況の流れ」を意味する言葉です。

「情勢」の類義語には「形勢(けいせい)」「動静(どうせい)」「動向(どうこう)」「様子(ようす)」「態様(たいよう)」「トレンド」などがあります。

「情勢」の使い方

「情勢」の名詞として使われています。

「世情」と「情勢」の違い

「世情」「世の中の有り様」「世間の人情」「俗人の心」を意味する言葉であり、対して、「情勢」「変化していく物事のその時々の様子や有り様」「今、物事がどのように動いて、これからどのようになっていくかという状況の流れ」を意味する言葉になります。

「世情」の例文

・『少しでも世情を知るために、なるべく多くの国際的情報に触れるようにしている』
・『彼は若年でありながら、あらゆる世情に通じている』

「情勢」の例文

・『その時その時の情勢を上手く見極めることで、彼は大成功を収めることができた』
・『国際情勢に鑑みた意見交換が専門家たちのあいだで執り行われた』

まとめ

「世情」「世の中の有り様」「世間の人情」などの意味を表す言葉であり、「情勢」「変化していく物事のその時々の様子や有り様」「今、物事がどのように動いて、これからどのようになっていくかという状況の流れ」などの意味を表す言葉になります。

違い
違い比較辞典