「相対」と「絶対」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「相対」と「絶対」の違いとは?違い

「相対」「絶対」はそれぞれどのような意味で何が違うのでしょうか。

この記事では、「相対」「絶対」の違いを分かりやすく説明していきます。

「相対」とは?

「相対」とは、「他との関係性で物事をとらえること」を意味する言葉です。

ある物事を考える時にそれ単独で扱うのではなく他に存在する似たような物事との関係性でとらえることを意味します。

AとBが存在する時にAだけで判断するのではなくBと比べて評価したり価値を定めたりする行為が「相対」に当たります。

関係性の対象になるのは1つだけとは限りません。

クラス内での順位や社会における位置付けなど、多くの対象との関係性で判断することも「相対」と表現します。


「絶対」とは?

「絶対」とは、「他との比較や対立がなくそれのみで物事をとらえること」を意味する言葉です。

他と比べたり向き合ったりすることなくそれのみで成立しているさまを指します。

一般的には他に影響されることなく独立して存在する物事に対して用いられる表現です。

状況や条件によって変化しない揺るぎないものに対して用いられる表現ですが、ルールの変更などにより「絶対」そのものが変わることもあります。


「相対」と「絶対」の違い

「相対」「絶対」の違いを、分かりやすく解説します。

「相対」「絶対」の違いは「基準」です。

「相対」はクラスメイトや他の競技者など他の存在を基準にして判断するのに対し「絶対」は他に影響されない独立した基準で判断する、という違いで区別されます。

比べる対象が変わればとらえ方も変化するのが「相対」で、他とは比較しないので他が変わろうとも一切揺るがないのが「絶対」です。

「相対」の例文

・『修学旅行の行き先は相対的な判断で決められる』
・『クラス内の相対評価では優秀な部類に入る』

「絶対」の例文

・『絶対的な評価なのでライバルを気にする必要はない』
・『絶対的な基準がブレてはいけない』

まとめ

「相対」「絶対」は基準をどこに設定するのかで区別されます。

学校の成績や勤務評価などさまざまな物事に関わる言葉なので正しい意味を理解しておきましょう。

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