この記事では、「不誠実」と「不実」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「不誠実」とは?
相手に対して素直な態度を見せず、誠意がない態度を「不誠実」【ふせいじつ】といいます。
「誠実がある」の反対語で、否定形として使われている言葉です。
どうでもいいと感じられる行動や態度を見せて、相手にいい加減に対応する様子が如実に出ます。
「不誠実な人」といえば、ろくでもない行動しては周囲を振り回したり、驚かせて困惑させるのです。
「不実」とは?
異性に対して実に真面目さが感じられず、誠実な対応しないことを「不実」【ふじつ】といいます。
とくに、男性が付き合う女性に対して真心を持って付き合わない、配慮がない態度を見せるときよく使われている言葉です。
また、容疑者にされた犯人が裁判所で事件に加担していないと無実を伝えるとき、「不実の申し立てをする」といって、自分が悪くないと必死で訴えます。
「不誠実」と「不実」の違い
「不誠実」と「不実」の違いを、分かりやすく解説します。
他人はどうでもいいと考えて、心がこもっていない態度や行動をとる人を「不誠実」といいます。
もう一方の「不実」は誠実な態度を見せない人に対して使う言葉です。
また、無実である人が犯人に仕立て上げられてしまったとき申し立てて、無実であることを伝えます。
「不誠実」は真心が感じられない様子が強く出ていて、「不実」は異性に対して誠実さが感じられない態度に焦点を当てた言葉です。
「不誠実」の例文
・『不誠実な女性は男性にお金を使わせてはお礼も言わない』
・『銀行の不誠実な対応に腹が立ち、口座を解約した』
「不実」の例文
・『不実な男性と夫婦になっても傷つくと感じる女性は多い』
・『不実な対応に怒る客に深く頭を下げて、心から謝罪した』
まとめ
とても似ている意味として使う言葉をご紹介しましたが、どういった態度を見せる人に使うか具体的に調べてみるのも学べるところとなるでしょう。