この記事では、「検電テスター」と「検電器」の違いを分かりやすく説明していきます。
「検電テスター」とは?
「検電テスター」とは電気の状態を調べるための道具です。
機械の電気配線にはプラスとマイナスがあり、プラスあるいはマイナスの電気配線はどれなのかやどれくらいの電圧が通るのか、通電のタイミングはどうなっているかなどが測れます。
何について知りたいかによってどう検電テスターを使うかも変わってくるため、ちゃんと使うには電気配線についての知識と検電テスターの使い方についての知識が必要になります。
ですがそれらについて最低限の知識があれば、様々なことを調べられる便利なツールです。
「検電器」とは?
「検電器」とは電気が通っているかどうかを調べるための道具です。
電線に検査部分を当てるとその電線に電気が通っているかを判別できますが、電気が通っているかどうかしか判別できません。
その電線はプラスかマイナスかを知りたくても判別不能ですし、電圧についても対応電圧の違いはあれど実際に流れている電圧を数値として見られるものは基本的にないでしょう。
ですが電気が通っているかどうかを知りたいだけなら簡単に調べられますし、被覆電線であってもそのまま調べられるのはメリットです。
「検電テスター」と「検電器」の違い
「検電テスター」と「検電器」の違いを、分かりやすく解説します。
電気配線のプラスマイナスや電圧など様々なことを調べられるのが「検電テスター」で、電線に電気が通っているかどうかしか調べられない道具が「検電器」です。
「検電テスター」は直接電線に繋げる必要があり被覆電線に使えませんが、「検電器」は被覆電線でも調べられます。
まとめ
機械の電気配線の状態について詳しく調べる必要があるなら「検電テスター」が必要になりますが、電気が通っているかどうか知りたいだけなら「検電器」の方が簡単に調べられます。
実用では電線を調べるにあたってまず前提として電気が通っているかを検電器で調べ、そのあと検電テスターで知りたいことを調べる流れになるでしょう。