この記事では、「塩昆布」と「昆布の佃煮」の違いを分かりやすく説明していきます。
「塩昆布」とは?
塩昆布とは佃煮の一種で、千切りや角切りにした昆布を塩や醤油などを用いた調味液で煮詰めた食べ物のことをいいます。
昆布の周りが粉を吹いたようになっているものが多く、これは旨味成分が凝縮されることで起こります。
また、茹でた昆布に塩をまぶしたものも塩昆布と呼ばれています。
塩昆布はご飯のおともとして食べられており、おにぎりの具材にすることもあります。
また、炒め物にしたりサラダの具材として使ったりもします。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等でも販売されていて、手軽に購入することができます。
「昆布の佃煮」とは?
昆布の佃煮とは、その名前の通り昆布を塩や醤油などの調味液で煮て佃煮にした食べ物をいいます。
角切りや千切りにした昆布を使用することが多いです。
昆布の佃煮には、食物繊維やミネラルなどが豊富に含まれています。
昆布の佃煮には、シソを入れたものや唐辛子を入れたものなどもあります。
また、旨味成分が多い干し椎茸との相性も良く、椎茸と一緒に佃煮にした椎茸昆布なども人気です。
「塩昆布」と「昆布の佃煮」の違い
塩昆布は昆布の佃煮の一種になります。
昆布の佃煮のうち、塩を使った調味液で煮たものや調味液を煮詰めて旨味成分が結晶化しているものを塩昆布と呼ぶことが多いです。
旨味成分が凝縮すると白く塩のように見えるので、塩昆布と呼ばれています。
また、塩ふき昆布と呼ばれることもあります。
塩をふいていないのは昆布の佃煮と呼ばれることが多いですが、はっきり区別されているわけではありません。
それから塩昆布には、茹でた昆布に塩をまぶしたものもあります。
これは塩をまぶしてあるだけなので、昆布の佃煮とは異なります。
まとめ
塩昆布は昆布の佃煮の一種です。
ただし、塩昆布には茹でた昆布に塩をまぶしてあるものもあり、その場合には昆布の佃煮とはいえません。