この記事では、「心労お察しします」と「ご苦労をお察しします」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心労をお察しします」とは?
「心労をお察しします」の「心労」には、色々と心配して心を使うこと。
また、それによる精神的な疲れを意味します。
言い換えれば、「気苦労」や「気疲れ」「心痛」「気がかり」などになります。
加えて、「お察しします」は物事の事情などをおしはかってそれと知るや他人の気持ちをおしはかって同情することを意味します。
つまり、「心労をお察しします」とは、色々と心配して精神的に疲れていることを知っています、同情します、といった意味になります。
「ご苦労をお察しします」とは?
「ご苦労をお察しします」の「苦労」には、精神的、肉体的に力を尽くし苦しい思いをすること、といった意味があります。
言い換えれば、「奮闘」や「四苦八苦」「闘う」などになります。
加えて、「お察しします」は物事の事情などをおしはかってそれと知るや他人の気持ちをおしはかって同情することを意味します。
つまり、「ご苦労をお察しします」とは、精神的、肉体的に力を尽くし苦しい思いをしていることを知っています。
また、そのことに対し同情しますといった意味になります。
「心労お察しします」と「ご苦労をお察しします」の違い
「心労お察しします」と「ご苦労をお察しします」の違いを、分かりやすく解説します。
「心労をお察しします」は、精神的に疲れていることを気遣う言葉。
「ご苦労をお察しします」は、精神的、肉体的に大変な思いをしていることを気遣う言葉といった違いがあります。
「心労をお察しします」の例文
・『不登校の息子さんのお話をお聞きしました、心労をお察しします』
・『ご家族が病気になられたことをお聞きしました、心労をお察しします』
「ご苦労をお察しします」の例文
・『新人の教育係になったとのこと、ご苦労をお察しします』
・『苦情受付が増えていると聞きました、ご苦労をお察しします』
まとめ
2つの言葉には以上のような違いがあるため、それぞれ適切に使い分ける必要があります。
