この記事では、「書き入れ時」と「掻き入れ時」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書き入れ時」とは?
書き入れ時とは、商店などで商売が繁盛し最も利益が多い時をいいます。
また、商店以外でも使うことがあり、通常よりも忙しい時期のことを書きいれ時といったりします。
書き入れ時はお店の種類によっても異なります。
例えば、居酒屋などの飲食店は忘年会が多い年末などは書き入れ時ですし、ホテルや旅館といった宿泊施設はゴールデンウィークや夏休み、秋の行楽シーズンなどが書き入れ時になります。
同じ宿泊施設でもスキー場の近くにある場合には、雪の降る冬の季節が書き入れ時です。
書き入れ時の「書き入れ」は帳簿に書き入れることを表しています。
「掻き入れ時」とは?
「かきいれどき」のことを「掻き入れ時」とすることがありますが、漢字が間違っています。
掻き入れ時という言葉はありません。
なぜ、掻き入れ時と覚えている人が多いかというと、「かきいれ」と聞いて儲けが沢山出るという時期なのでお金を?き集めることをイメージする人が多いからです。
また、最近では売上などもデジタル機器で集計するのが一般的なので、帳簿に書き入れることが少なくなっています。
そのため掻き入れ時と勘違いしてしまう人が少なくありません。
「書き入れ時」と「掻き入れ時」の違い
「かきいれどき」の正しい漢字は「書き入れ時」で、「掻き入れ時」と書くのは間違っています。
「かきいれどき」の「かきいれ」は帳簿に書き入れることを表しています。
最近では帳簿に書き入れること自体が少なくなっており、「書き入れ」という漢字があまりピンと来ない人も多いです。
そのため「書き入れ時」と「掻き入れ時」は間違いやすい漢字といえます。
まとめ
「かきいれどき」の正しい漢字は「書き入れ時」です。
「掻き入れ時」というのは間違っています。
書き入れ時は商売が繁盛して最も利益が多い時期をいいます。