この記事では、「LPG」と「LNG」の違いを分かりやすく説明していきます。
「LPG」とは?
「LPG」は、液化石油ガスのことで、プロパンガスとブタンガスを原料として作られたガスの総称です。
総称なので、プロパンか、ブタンガスのいずれかであれば、一応「LPG」という扱いになります。
なお、「LPG」は過冷却により液体化するのですが、液体となる温度がかなり高い点が特徴でー42度かー5度程度で液体に変化します。
逆に、プラスの温度になると液体から気体というガスに変化するので温度を下げて輸送するとたくさんを持ち運ぶことができるのです。
「LNG」とは?
「LNG]は、液化天然ガスのことで、気体であるガスをあえて冷却して液体に変化させて運送に適した物質に変換したのが、「LNG」という物質になります。
というのも天然ガスは、気体のまま輸送をした場合たくさんの輸送ができず、過熱が原因でタンク内で膨張しますと爆発という恐れもあり、冷却して固体化か、液体にしてからタンクで運ぶほうが安全に輸送できるので、「LNG」はあえて冷却したガスになるのです。
「LPG」と「LNG」の違い
両者の違いは、石油系のガスであるか、天然資源のガスであるかで、両者とも液体化している点においては同じです。
そのうえで、液体になる際の温度がLPGのほうが高いので「LNG」は過冷却による温度変化での液体化はかなり低い温度であるという点も違いになります。
まとめ
「LPG」については、石油ガスのことで、プロパンガスのようなものだという認識でよいです。
そのうえで、液体になる温度が?-42度となり、液化天然ガスより高い温度で液体になります。
逆に、「LNG」は、液体になる際、「LPG」よりも低い温度で液体になるので、冷却においては、「LNG」のほうがかなり冷却しないと輸送に適した液体に変化することがないです。
なお、両者ともに可燃物で、気体時においては引火するので危険物として扱われる物質です。