「弥縫策」と「姑息」の違いとは?分かりやすく解釈

「弥縫策」と「姑息」の違いとは?違い

この記事では、「弥縫策」【びほうさく】と「姑息」【こそく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「弥縫策」とは?意味

一時的にしのぐ方策を「弥縫策」【びほうさく】といいます。

自分の欠点を隠すために、一時的にその場を間に合わせることを指す言葉です。

根本的には、解決している状態ではないので、うわべだけあたかも直したように見せかけた後、迫られて逃げたい状況下からうまく脱出するといった場面で使われています。


「姑息」とは?意味

しばらく休むという意味があるのが「姑息」【こそく】です。

しばらくという意味がある「姑」と、休むの意味合いがある「息」を掛け合わせた言葉を掛け合わせた言葉になります。

この言葉が転じて、一時しのぎで物事を間に合わせるという状況で使われている言葉です。

また、卑怯な手段ではありますが、その場逃れしたいとき「姑息な手段」と使い、逃げ去るようにしてその場を立ち去る場面で使います。


「弥縫策」と「姑息」の違い

「弥縫策」「姑息」の違いを、分かりやすく解説します。

ほころびを縫うという意味がある「弥縫」と、問題が起きたときに策を考えるとの意味合いがある「策」を掛け合わせたのが「弥縫策」です。

一時的に対処しておいて、相手をうまく誤魔化して難を逃れたり、時間がないので対策して、その場から足早に去るために策を講じるという意味があります。

「弥縫策」の例文

・『弥縫策でなんとかごまかしたが、いつ嘘がばれてしまうか分からない』
・『仕事のミスを上司に問われたが、弥縫策でうまくその場から逃げた』

「姑息」の例文

・『卑怯だとは感じたが、私は姑息な手段を使って上司から逃げた』
・『姑息ではあったが、母親の説教から逃げるようにして部屋を出た』

まとめ

どちらも一時的なしのぎをする場面で使われている言葉ですが、使う場面に違いがありますので、自分なりにどちらを使った方がよりその場に相応しいかを考えて使ってみるといいでしょう。

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