「強弱」と「度合い」はどちらも「物事の程度」に関係する言葉ですが、細かな意味合いが異なるため使い分ける必要があります。
この記事では、「強弱」と「度合い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「強弱」とは?
「強弱」は「つよい」「力や勢いがある」「丈夫である」といった意味がある「強」と、「よわい」「力がない」などの意味を含む「弱」が組み合わさった熟語で、文字通り「強いことと弱いこと」を意味します。
また、「強いことと弱いことの程度」という意味で使われることもあります。
読み方は「きょうじゃく」になります。
「度合い」とは?
「度合い」は「物事の程度」を意味する言葉で、主に「物事の強弱や高低、優劣、濃淡などをはかって現れる結果」のことを指します。
「塩梅」や「ほどあい」と言い換えられることもあります。
なお、発音は「どあい」になります。
「強弱」と「度合い」の違い
「強弱」と「度合い」の違いを分かりやすく解説します。
「強弱」は「物事における強さと弱さ」もしくは「強さと弱さの程度」を意味します。
一方、「度合い」は高低や優劣、濃淡といった「様々な物事の程度」を意味し、「強弱」は「度合いという言葉を使用して示される程度の一種」と捉えられます。
このため、「強さと弱さの程度」という意味を「強弱の度合い」と表現することもあります。
「強弱」の例文
「強弱」は「強弱をつける」や「強弱の度合い」のように使われます。
日常の幅広い場面で使用されている言葉です。
・『話し方に強弱をつける』
・『音に強弱をつけて演奏する』
・『機械の強弱の度合いを調整する』
「度合い」の例文
「度合い」は「〜の度合い」や「度合いが増す」などのように使用します。
「度合」と書く場合もあります。
・『暑さの度合いが年々高まっている』
・『生徒たちの成長の度合いが増す』
まとめ
「強弱」は「強いことと弱いこと、またはその程度」を示し、「度合い」は「物事における程度」を示します。
「強弱」は「度合い」を使って表される「程度の一種」にあたることを覚えておきましょう。
ぜひ言葉の違いを学ぶ参考にしてください。