この記事では、「真竹」と「孟宗竹」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真竹」とは?
「真竹(マダケ)」とは、イネ科マダケ属に分類されている竹の一種を指しています。
高さは10m〜20m程です。
中国や日本の本州から沖縄に分布しています。
「真竹」の花は120年周期で咲くと言われており、開花した後は一斉に枯れてしまいます。
「真竹」の「タケノコ」は5月〜6月頃で、食用にされています。
他にも、「真竹」は細工物などに使用されています。
「孟宗竹」とは?
「孟宗竹(モウソウチク)」とは、イネ科マダケ属に属している竹の一種を表しています。
高さは10m〜25mくらいあり、日本で最大の竹です。
原産は中国で、日本では北海道南部以南に分布しています。
「孟宗竹」の花は60年〜70年の開花周期があります。
花が咲いた後は、地下茎ごとすべて枯死してしまいます。
「孟宗竹」の地下茎は4月頃に「タケノコ」として、食用になっています。
また、「孟宗竹」は建材やクラフトなどにも利用されています。
「真竹」と「孟宗竹」の違い
「真竹」と「孟宗竹」の違いを、分かりやすく解説します。
「孟宗竹」は「真竹」よりも高さがありますが、葉は「真竹」の方が長くて、幅があります。
また、「真竹」の皮は無毛であるのに対し、「孟宗竹」は毛が生えています。
「真竹」と「孟宗竹」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「真竹」の別称には、「苦竹(ニガタケ)」、「タケ」、「真柄竹(マガラタケ)」、「オトコダケ」などがあります。
また、「真竹」の英語表記は「madake bamboo」、「giant timber bamboo」などになります。
そして、「孟宗竹」には、「モウソウダケ」、「ワセ竹」、「江南竹」、「カラダケ」などの別名があります。
さらに、「孟宗竹」は英語で「moso bamboo」、「mousou chiku」などと表記します。
今回は「真竹」と「孟宗竹」の意味や違いなどについて述べてきました。
「真竹」と「孟宗竹」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。