「空手」と「テコンドー」はどちらも素手で戦う打撃系の格闘技です。
2つの格闘技にはどのような違いがあるのでしょうか今回は、「空手」と「テコンドー」の違いを解説します。
「空手」とは?
「空手」とは、「手足の打撃で戦う日本の格闘技」です。
「空手」の使い方
元々は琉球王国で誕生した武術をルーツに持ち、大正時代に琉球から本土へと持ち込まれ当時の日本としては珍しかった打撃系の格闘技として大いに広まります。
昭和8年に日本の武道として正式に認可されたことで一気に普及し、戦後は日本のみならず世界にも普及した日本を代表する格闘技のひとつです。
「空手」にはさまざまな流派がありそれぞれ異なるルールで競技が行われます。
防具を着用する流派や実戦を想定した直接打撃ありのフルコンタクトで戦う流派、寸止めを採用した伝統的な流派など同じ「空手」であっても全く別の競技と言えるほどルールは異なります。
「テコンドー」とは
「テコンドー」とは、「朝鮮の打撃系格闘技」です。
「テコンドー」の使い方
韓国の国技とされる格闘技で発祥には諸説ありますが日本から伝わった空手を元に創始されたという説が一般的です。
1940年代に誕生した比較的歴史の浅い格闘技で誕生した当時はいくつかの流派に分かれそれぞれが独自の格闘技として活動していましたが、1950年代に入って「テコンドー」という名前が定着しそれ以降は異なる流派であってもひとつの競技として活動しています。
多彩な足技が特徴でネリチャギと呼ばれるかかと落としが有名です。
「空手」と「テコンドー」の違い
どちらも素手で戦う打撃系格闘技ですが中国武術の影響を受けた琉球発祥の武術が「空手」、「空手」の影響を受けて韓国で誕生したのが「テコンドー」です。
「テコンドー」は「空手」を祖に持つ格闘技ですがルールはかなり異なります。
まとめ
「空手」と「テコンドー」はどちらも打撃系格闘技で歴史的に深い関わりを持ちますがまったく別の競技です。
技の特徴や競技ルールの違いなどで区別してください。