「玄人」と「素人」は、どのような人を指す言葉なのか。
この記事では、「玄人」と「素人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「玄人」とは?
「玄人」は、「くろうと」と読みます。
技術や芸事において、熟練した人を指す言葉です。
何か1つのことを専門としている人や専門家などを意味する言葉で、芸者やホステスなど水商売の女性のことも意味します。
言い換えれば、「プロ」や「達人」、「巧者」、「手練」などと同じです。
「玄人」の使い方
「玄人」には、「玄人筋」や「玄人受け」、「玄人女」、「玄人はだし」などといった言葉があります。
「素人」とは?
「素人」は、「しろうと」と読みます。
ものごとにいて、経験が浅く未熟な人を指す言葉です。
その道において、必要とされる技術や知識を持っていない人や専門としていない人を意味します。
また、芸者やホステスなど水商売をする女性ではなく、一般の女性のことも「素人」と言います。
言い換えれば、「門外漢」や「アマチュア」、「初心者」、「素人」などと同じです。
「素人」の使い方
「素人」の場合、「素人の考え」や「素人とは思えない」、「素人芸」、「素人芝居」などといった形で用います。
「玄人」と「素人」の違い
「玄人」と「素人」は、対義語関係にあります。
ものごとにおいてプロの技を持つ人のことを「玄人」と言い、技などが未熟でアマチュアのことを「素人」と言います。
このように、真逆の意味を持つ言葉になります。
「玄人」の例文
・『これほどの腕を持つ彼は、もう玄人と呼ぶべきではないだろうか』
・『彼の実績からすれば、もう、玄人と呼ぶことができるほどの腕前です』
・『彼女の魅力は、玄人みたいな美しさにあります』
・『彼は玄人筋の女性に魅かれるタイプです』
「素人」の例文
・『上司に意見した結果、その考えは素人の考えだと怒られてしまいました』
・『彼の芸は、素人とは思えない見事なものです』
・『自分の芸が素人芸で恥ずかしい』
・『彼のプレーは、素人とは思えないほど上手かった』
まとめ
以上のように「玄人」と「素人」は、対義語関係にあります。