この記事では、「古参」と「古株」の違いを分かりやすく説明していきます。
「古参」とは?
古参とは、こさんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ふるびているやいにしえといった意味の古の漢字に、加わるや仲間入りするといった意味がある参の漢字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ古参は、ずっと以前からその職や地位に就いている人といった意味を表すのです。
「古参」の言葉の使い方
古参は、昔からその仕事に就いているといった意味を持っています。
具体的には、古参の職員や古参スタッフといった表現を見掛ける事が多く、仕事場におけるベテランといった意味の言葉として使われていたりするのです。
「古株」とは?
古株は、ふるかぶという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ふるいや昔といった意味を持っている古の漢字に、根のついた木や草、木の切りかぶといった意味を有する株の漢字を加える事により、誕生した言葉です。
以上の事から古株は、その集団や社会に古くからいる人や、草や木の古い株といった意味を示します。
「古株」の言葉の使い方
古株は、主にある地域や集団において古くからそこにいる人、といった意味で用いられる言葉です。
例えば、ずっと昔からその地域や町内に住み続けている人に対して、この古株という言葉で表現する事が珍しくありません。
「古参」と「古株」の違い
古参と古株の文字表記を比べれば、2文字目の漢字が、参と株という明らかな違いがある事に気付く事が出来ます。
所が最初の漢字は同じ古であり、持つ意味合いも似ているのでややこしいです。
ただし古参は、古くからある職業や地位に就いている、といった意味を表します。
一方の古株は、ある集団に古くからいるといった意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉には、2文字目に参と株という漢字の違いがあります。
更に漢字の違いがある事で、表現する意味のニュアンスにも相違点を見出す事が可能です。
ちなみに古参は、古くからある仕事をしている人、といった意味を表す際に使用されます。
対する古株は、ある集団や地域に昔からいる人といった意味を示す際に、用いられる言葉です。