この記事では、「礼賛」【れいさん】と「賞賛」【しょうさん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「礼賛」とは?意味
相手を敬い、尊敬するといった場面で使われているのが「礼賛」【れいさん】です。
人々が尊敬するほど素晴らしい業績を成し遂げた者に対して尊ぶ気持ちを込めて、心から尊敬しているとの気持ちを強く伝えるとき使えば、相手にも心がしっかり伝わります。
また、食べ物に困っているときや精神的につらい状況で助けてくれた人のありがたい行為に対して感謝する意味としても使われている言葉です。
「賞賛」とは?意味
すばらしい業績を出した、功績を残した者に共感する気持ちを込めて褒める言葉が「賞賛」【しょうさん】です。
一般の人が怖くてできない研究に挑戦したり、多くの者を助ける活動したなど人を感動させた行為に共感する気持ちを込めて拍手を送ります。
例えば、会社のために営業を頑張ったとか、自らが実験台となって研究の結果を出した行為に感動と共感した人々が心から「賞賛」します。
「礼賛」と「賞賛」の違い
「礼賛」と「賞賛」の違いを、分かりやすく解説します。
偉業を成し遂げたり、人々に憂いを与える活動した者を褒め称えることを「礼賛」といいます。
その人がいてくれたおかげで会社ができ、世の中の人々が潤うようになったとき、創業者を奉る気持ちを込めて心から感謝するわけです。
また、自分に対して褒め称える場面でも使える言葉にもなります。
もう一方の「賞賛」は、排気ガスを食い止めるため研究して成果が出たとか、教室で飼っている動物の世話を欠かさずにして生徒に命の尊さを教えたなど、すばらしい行為した者に対して送られるのです。
「礼賛」の例文
・『海外にまで書道の魅力を伝えた書道家に礼賛する』
・『今日まで自分が病気せずに生きてこれたことに礼賛する』
「賞賛」の例文
・『難しい曲を奏でる子どもの演奏者に賞賛の嵐が巻き起こる』
・『戦争の真っ只中、爆弾処理して村人を助けた専門家を賞賛する』
まとめ
どちらもすばらしい行為に対して褒める気持ちを伝える言葉ですが、意味と使う状況に違いがありますので、どのような行動した人に使えば褒め称えられるかを考えてみるといいでしょう。