この記事では、「ポリバレント」と「ユーティリティー(プレーヤー)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ポリバレント」とは?
ポリバレントとは、サッカーにおいて複数のポジションや役割をフレキシブルにこなせる能力やその能力を持った選手のことをいいます。
英語のpolyvalentを日本語にした言葉で、元々は化学の分野で使われる言葉でした。
polyvalentには「多価」という意味があります。
サッカー日本代表の監督を務めたイビチャ・オシムが使ったことで知られるようになりました。
「ユーティリティー(プレーヤー)」とは?
ユーティリティー(プレーヤー)とは、複数のポジションをこなすことができる選手のことをいいます。
英語のutility playerをそのまま日本語読みした言葉で、utilityには「役に立つこと」とか「万能」といった意味があります。
サッカーに限らず、他のスポーツでもよく使われる言葉です。
野球の場合には、内野手と外野手の両方できる選手をユーティリティプレーヤーと呼ぶことが多いです。
「ポリバレント」と「ユーティリティー(プレーヤー)」の違い
ポリバレントもユーティリティー(プレーヤー)も、複数のポジションをこなせる能力やその能力を持った選手を表しています。
ポリバレントは主にサッカーで使われることが多い言葉で、ユーティリティー(プレーヤー)はサッカーを含め様々なスポーツで使われる言葉です。
ポリバレントにもユーティリティー(プレーヤー)にも明確な定義はないので、はっきり区別されてはいません。
同じ意味で使うこともあります。
ただし、utility(ユーティリティ)には「万能」だけではなく「使い勝手が良い」という意味もあるので、ネガティブな意味で使われることもあるようです。
まとめ
ポリバレントは主にサッカーで使われる言葉で、ユーティリティー(プレーヤー)は幅広いスポーツで使われている言葉です。