この記事では、「受講」と「伝習」の違いを分かりやすく説明していきます。
「受講」とは?
「講習や講義を受けること」を意味します。
学校や専門機関だけでなく、趣味や興味のある分野での学びの場でも使われます。
例えば、「英会話の講座を受講する」「大学の公開講座を受講する」などのように使います。
「受講」は、ただ講義を聞くだけで良く、その理解度を証明する必要はありません。
「伝習」とは?
「師から教えられて習うこと」を意味します。
古い言い方で、現代ではあまり使われません。
主に、伝統的な技術や文化を学ぶ場合に使われます。
例えば、「茶道の伝習を受ける」「剣道の伝習を受ける」などのように使います。
「伝習」は、師から直接指導を受けて、その技を身につけることを目的とします。
「受講」と「伝習」の違い
「受講」と「伝習」の違いを、分かりやすく解説します。
「受講」と「伝習」は似ている言葉ですが、意味や使い方に違いがあります。
「受講」は、教育機関や講習会などで、授業や講義を受けることを言います。
学校の科目や資格試験の対策など、学問的な内容を学ぶ場合に使われます。
その一方で、「伝習」は、先生や先輩などから、技術や芸術などを教えてもらうことを言います。
伝統的な文化や職業の技能など、実践的な内容を学ぶ場合に使われます。
「受講」の例文
・『大学では心理学を専攻し、多くの興味深い講義を受講しました』
・『私は英語のスキルを向上させるために、オンラインの英会話コースを受講しています』
「伝習」の例文
・『彼は茶道の心得があり、師匠から伝習された作法を守っています』
・『私は日本画を学びたいと思い、有名な画家に伝習してもらっています』
まとめ
「受講」と「伝習」は、どちらも学ぶことを表す言葉ですが、違いがあります。
「受講」は、講習や講義などを受けることを意味します。
その一方で、「伝習」は、師から教えられて習うことを意味します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。