「悪事千里を走る」と「開いた口に戸は立たぬ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「悪事千里を走る」と「開いた口に戸は立たぬ」の違いとは?違い

この記事では、「悪事千里を走る」「開いた口に戸は立たぬ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「悪事千里を走る」とは?

悪い話というものは、すぐ世の中に広がってしまうことを「悪事千里を走る」【あくじせんりをはしる】といいます。

また、悪いと思う行為したことが広まらないようにしても、結局は人を通して広まるという意味で使われている言葉です。

このように、本人が恥ずかしいと思うため人に知られたくないと思う事を簡単に近所や学校、社内に知られるという意味で使われています。


「開いた口に戸は立たぬ」とは?

いくら家を建てる専門職の大工であっても、口を塞ぐように板を張るのが「開いた口に戸は立たぬ」【ひらいたくちにとはたたぬ】といいます。

このような意味から、他人が噂しないようにするのは難しいため、噂も口を通して広まってしまうという意味で使われている言葉です。

また、人を批判したり、罵る言葉が出ても防ぎようがないといった意味でも使われています。


「悪事千里を走る」と「開いた口に戸は立たぬ」の違い

「悪事千里を走る」「開いた口に戸は立たぬ」の違いを、分かりやすく解説します。

人は悪いことした話するのが好きなので、事件や事故を起こせばすぐ世の中に広まるという意味で使う言葉を「悪事千里を走る」といいます。

もう一方の「開いた口に戸は立たぬ」は人の唇を扉で塞ぐのは難しいので、悪い噂を言いふらされてしまうという意味で使われる言葉です。

それほど人というものは色々な話をしたいと思うので、努力しても噂は食い止められません。

「悪事千里を走る」の例文

・『悪事千里を走ると言うように、部下の失態はすぐ社内に広まった』
・『悪事千里とは言うもので、猫を虐待していた生徒の行為が校内中に広まる』

「開いた口に戸は立たぬ」の例文

・『会社の金を横領していたことを近所に知られるとは、開いた口に戸は立たぬ』
・『離婚歴が3回もあることが社内中に広まったのは開いた口に戸は立たぬだ』

まとめ

多くの人に知られたくないと思う悪い行為や噂はすぐ広まるという意味がある言葉をご紹介しました。

自分なりに使い方を考えて使いこなしてみましょう。

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