この記事では、「負け惜しみ」と「ほぞをかむ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「負け惜しみ」とは?
自分の負けや失敗を素直に認めないで強情を張ることを意味する言葉です。
負けた相手や状況に対して、言い訳や逆恨みをすることも含まれます。
類義語には、「ごまめの歯ぎしり」や「酸っぱい葡萄」ということばがあります。
「ほぞをかむ」とは?
ひどく後悔することです。
どうにもならないことを悔やむことのたとえを意味する言葉です。
「ほぞ」とは、「へそ」のことで、自分のへそを噛もうとしても口に届かないが、それでも噛もうとするほど残念でいらいらすることからきています。
類義語には、「臍を噛む」や「身で身を悔やむ」ということばがあります。
「負け惜しみ」と「ほぞをかむ」の違い
「負け惜しみ」と「ほぞをかむ」の違いを、分かりやすく解説します。
「負け惜しみ」と「ほぞをかむ」という言葉は、どちらも自分の負けや失敗に対する感情を表すことばですが、意味や使い方には違いがあります。
「負け惜しみ」とは、負けたことを素直に認めずに、言い訳や弁解することです。
その一方で、「ほぞをかむ」とは、すでに及ばないことを悔やむことです。
「負け惜しみ」の例文
・『彼は試合に敗れると、すぐに負け惜しみを言う』
・『負け惜しみかもしれないが、次やれば勝てる確信がある』
「ほぞをかむ」の例文
・『彼女は今回の失敗による悔しさで、ほぞをかむことだろう』
・『あの時もっと勉強しておけばよかったとほぞをかんでいる』
まとめ
「負け惜しみ」と「ほぞをかむ」は、どちらも自分の負けや失敗を認めないで強情をはることや、どうにもならないことを悔やむことを表す言葉ですが、厳密には違いがあります。
「負け惜しみ」は、自分の負けや失敗をすなおに認めないで、言い訳をしたり、相手を貶めたりすることです。
その一方で、「ほぞをかむ」は、ひどく後悔することです。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。