職業として野球を行う仕組みとして「独立リーグ」と「プロ野球」があります。
この2つはどのような違いで区別されているでしょうか。
今回は、「独立リーグ」と「プロ野球」の違いを解説します。
「独立リーグ」とは?
「独立リーグ」とは、「一般社団法人日本独立リーグ野球機構が運営する野球リーグ組織」を指す言葉です。
「独立リーグ」の使い方
日本では職業として野球興行を披露する組織は日本野球機構しか存在しませんでしたが、12チームで行われる従来の野球リーグとは別に結成された野球リーグが「独立リーグ」です。
その名の通り従来の野球組織やチームとは紐付いていない独立した野球リーグ機構で、いわゆる実業団とは異なりチームは企業保有ではなく独立したプロチームとして活動しています。
チームに所属する選手も野球を専門にするプロとして契約していますが、実際には報酬の安さなどもあり副業を持つ選手も大勢います。
「プロ野球」とは?
「プロ野球」とは、「職業として専門に行われる野球」もしくは「NPBが運営する野球リーグ」を意味する言葉です。
「プロ野球」の使い方
実業団のように社員が兼業として行う野球ではなく野球を本業として専門に行う選手のみで行われるプロフェッショナルスポーツを指します。
海外を含めプロフェッショナルスポーツとして行われる野球全般を指す意味のほか、一般的にはNPBが統括する野球リーグを指す意味で使われている言葉です。
「独立リーグ」と「プロ野球」の違い
日本独立リーグ野球機構が統括するのが「独立リーグ」、NPBが統括するのが「プロ野球」と統括団体の違いで区別されます。
規模にも圧倒的な差があり「独立リーグ」はプロとはいいながらアマチュアに近い環境でプレーしている選手が多いのに対し「プロ野球」はプロフェッショナルにふさわしい環境が整っています。
野球専業という意味では「独立リーグ」も「プロ野球」の一種ですが、一般的に認識されているNPBが運営する野球リーグとは別物です。
「独立リーグ」の例文
・『独立リーグを見に行く』
・『独立リーグには有望な選手が多い』
「プロ野球」の例文
・『ドラフトで指名されプロ野球選手になる』
・『プロ野球の人気は長期低迷している』
まとめ
「独立リーグ」と「プロ野球」はどちらも野球リーグですが全く異なる別の団体です。
それぞれの言葉が何を意味するのか正しく理解して区別しましょう。