毎日の生活やビジネスの現場では、誰かと理論することは日常茶飯事です。
そのなかで、自分の主張を通そうとするあまり、議論の内容が「建設的」でない方向に行ってしまうこともよくあります。
それでは、この「建設的」とはどういう意味でしょうか。
また、「合理的」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「建設的」と「合理的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「建設的」とは?
「建設的」とは、文字通り、「何かの結果が作られているような」状況のことを言います。
多くの場合は、そこで行われていることが何かの創造に結びついているという意味で使われます。
したがって、何も生まないような行動や議論は「建設的」ではないということになります。
「合理的」とは?
「合理的」とは、文字通り、「理屈に合っている」という意味でつかわれる言葉です。
このときの「理屈」とは、当然そうであることが一般的に了解されていることをベースに成り立っています。
したがって、個人の思い込みなどは「合理的」とはいえません。
「建設的」と「合理的」の違い
「建設的」と「合理的」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、何かが良い方向にいることを表すときに使う言葉であるのは同じですが、どこが違うのでしょうか。
この2つの言葉の違いを最も簡単に説明するなら、行われていることが結果を生むことを問題にしているのが「建設的」であり、論理的であることを問題にしているのが「合理的」ということになります。
したがって、もし論理的な議論を行っていたとしても結果として何も残らないのならその議論は「合理的」ではあるが「建設的」ではないということになります。
「建設的」の例文
・『そのような責任のなすりあいはやめて、「建設的」な話し合いをしましょう』
・『「建設的」な議論とは、結果として何かを生み出しているものです』
「合理的」の例文
・『あなたは「合理的」にありえないとおっしゃいますが、事実としておきていることです』
・『「合理的」な結論とは、みんなが納得できるものです』
まとめ
この記事では、「建設的」と「合理的」の違いを、解説してきました。
ここまで説明してきたことを活用して、今後のコミュニケーションに生かしていただければ幸いです。