日本にはたくさんの「国立公園」というものがあるというのは皆さんご存知でしょうが、それ以外に国が直接管理している公園として「国営公園」というものがあることはあまり知られていません。
それでは、この「国営公園」とはどういう意味でしょうか。
また、「国民公園」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「国営公園」と「国民公園」の違いを分かりやすく説明していきます。
「国営公園」とは?
「国営公園」とは、都市公園法に基づいて国土交通省が管理する大規模な公園で、基本的には県を跨るような公園でレジャー施設として運営されているものです。
国営のため、入場料は低く抑えられています。
数は多くなく、例えば東京で言えば立川の昭和記念公園が「国営公園」です。
「国民公園」とは?
「国民公園」とは、元々は皇室の庭園として使用されていたものが広く国民のために解放されている公園で、基本的には庭園とし使っていたままの状態になっています。
東京では「新宿御苑」などがこれにあたります。
「国営公園」と「国民公園」の違い
「国営公園」と「国民公園」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、国が管理する大規模な公園のことを表す言葉であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、管轄している官庁の違いと言って良いでしょう。
つまり、「国営公園」は国土交通省の管轄ですが、「国民公園」は環境省の管轄ということです。
この管轄の違いがそのままどういう扱いになっているかの違いとなっています。
すなわち、「国営公園」は、自然の環境をベースに国民のレジャーのために作られたものであるということが重要で、それ位に対して「国営公園」は、元々は皇室の持っていた庭園であったものをそのままの形の環境を残したものであるということです。
「国営公園」の例文
・『国営公園は国土交通省の管轄です』
・『国営公園はみなかなり規模が大きい公園です』
「国民公園」の例文
・『国民公園は環境省の管轄です』
・『御苑と名前がついているものは国民公園です』
まとめ
この記事では、「国営公園」と「国民公園」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。