この記事では、「統一」と「統合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「統一」とは?
統一は、とういつと読むのが正しい読み方です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、1つに纏めるという意味の統の文字に、ひとつやひとまとまり等の意味がある一の文字を加える事によって、誕生した言葉となっています。
以上の事から統一は、1つに組織化したり系統化する事を示すのです。
「統一」の言葉の使い方
統一は、1つに纏めるという意味で用いられる言葉となっています。
特に国家が拡大して1つに纏まる事を、国内統一とか、天下統一といった言葉で表現したりするのです。
「統合」とは?
統合は、とうごうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で記載されたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、纏めるといった意味を持っている統の漢字に、あうやあわせる等の意味を有する合の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ統合は、2つ以上のものを合わせる事で、1つにするという意味を表します。
「統合」の言葉の使い方
統合は、複数のものを合わせで1つにするという意味の言葉として使われているのです。
具体的には、会社の2つ以上の部署を1つにしたり、複数の国家を合わせる事を、この統合という言葉を駆使して表現したりします。
「統一」と「統合」の違い
統一と統合の漢字表記を並べれば、直ぐに2文字目の漢字が、一と合という違いがある事を発見可能です。
所が最初の漢字は同じ統であり、共に国家に対して使われる事がある言葉だったりします。
ただし統一は、複数の国家を1つに纏め、文化まで同じにする事を示すのです。
一方の統合は、2つ以上の国家を1つにするものの、文化までは同じにしない事を表します。
まとめ
2つの言葉は、共通する漢字がある上に、国家に対して使われる事がある言葉同士です。
ですが統一は、2つ以上の国家を1つに纏めつつ、文化までも1つにします。
対する統合は、2つ以上の国家を1つに纏めるものの、文化まで同じにする事はありません。