「統治」と「支配」の違いとは?分かりやすく解釈

「統治」と「支配」の違いとは?違い

この記事では、「統治」「支配」の違いを分かりやすく説明していきます。

「統治」とは?

統治は、とうちと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば分かる事でしょうが、1つに纏めるといった意味の統の漢字に、世の中をおさめるといった意味がある治の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ統治は、主権者が国土や人民を支配して治める事を表すのです。


「統治」の言葉の使い方

統治は、纏め治めるといった意味の言葉として使われています。

具体的には、国土や人民を支配して、秩序ある状態にして治めるといった意味の言葉として使用されているのです。


「支配」とは?

支配は、しはいと読むべき言葉となっています。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、物事をはかるといった意味を持っている支の文字に、指図が行き渡るや、くばる等の意味を所有する配の文字を付け加える事で完成した言葉です。

以上の事から支配は、ある地域や組織に勢力を及ぼし、自分の意のままに動かせる状態にする事を示します。

「支配」の言葉の使い方

支配は、地域や集団に対して権力を及ぼし、好きに操れる状態にするといった意味に用いられる言葉です。

力を及ぼす事で、強引に服従させるという意味の言葉として使用されており、支配者といった表現を見掛ける事が出来ます。

「統治」と「支配」の違い

統治と支配の漢字を見比べれば直ぐに、使用されている漢字が全然違う言葉同士であると気付けるものです。

ただしどちらも、国を統治するや支配する、といった似た様な使い方をするので混同する恐れは十分にあります。

ただし統治は、纏めて治めるという意味を表すのです。

一方の支配は、強引に自分の意のままに治めるといった意味を示します。

まとめ

2つの言葉は使用している漢字に共通点はないものの、使い方に似ている部分が見られる言葉同士です。

ですが統治は、秩序ある状態にして治めるといった意味の言葉として使われています。

対する支配の方は、力を及ぼす事で思い通りに治めるといった意味の言葉として用いられているのです。

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