「感情的」と「心情的」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「感情的」と「心情的」の違いとは?違い

この記事では、「感情的」「心情的」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「感情的」とは?

自分の気持ちが如実に表れてしまうことを「感情的」【かんじょうてき】といいます。

普通であれば気持ちを抑えられるような出来事でも激しく怒り出したり、すぐ涙を流して悲しい感情を出してしまうのです。

自分の感情がうまく抑えられるよう理性を調整できない人に見られるさまを指し、すぐ感情に訴えて激しく動揺して気持ちを冷静に保てない人の感情を表します。


「心情的」とは?

心の中にある感情を「心情的」【しんじょうてき】といいます。

例えば、子供を事故で失った親の気持ちに思いやりを持って寄り添うとき、相手の心情を察しては寄り添うのです。

主に、愛情を持って相手と付き合うときの心の状態を指し、感情に自らが頼る気持ちを表します。

元々は名詞の「心情」に接尾辞の「的」を掛け合わせた言葉です。

このように、心を持った付き合い方するとき人として大事にする情を伝える場面で使われています。


「感情的」と「心情的」の違い

ここでは「感情的」「心情的」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも人間が持つ情に焦点を当てた言葉ではありますが、理性でうまく気持ちを抑えられない人のことを「感情的」といいます。

相手に悪口を言われたとき、うまく気持ちを抑えられず激しく動揺して、激しく感情を表に出してしまうのです。

もう一方の「心情的」は表にはなかなか表さない心の中に持ち合わせた思いに焦点を当てた言葉であり、気持ちが揺れ動くさまを表す際に使われています。

「感情的」の例文

・『兄は感情的になると頭がおかしくなるので困る』
・『感情的になる彼は、どうでもいいことですぐ怒る』

「心情的」の例文

・『妹は心情的な理由により、大学を1年で辞めてしまった』
・『心情的に賛同はするが、現実理論では支持できない』

まとめ

人が持つ情を表す言葉を取り上げましたが、どのような場面であればどちらを使えばより自分が伝えたい「感情」「心情」がうまく伝えられるか学んでみるといいでしょう。

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