この記事では、「島豆腐」と「ゆし豆腐」の違いを分かりやすく説明します。
島豆腐とは?
島豆腐とは沖縄県でつくられている豆腐で、沖縄豆腐と呼ばれることもあります。
一般的な豆腐とは作り方が異なっており、最初に大豆を粉砕し水でふやかしてから挽いて絞る生絞りという工程があるのが特徴です。
一般的な豆腐の場合には、大豆を煮てから絞ります。
生絞りは大豆を煮てから絞るのと比較すると豆乳が分離しづらく、絞るのに労力が必要です。
生絞りをした豆乳を煮てにがりを加え、型に流し込んで水気を切ったのが島豆腐になります。
ずっしりと重く、一丁で800gから1kgもあります。
一般的な豆腐は300gなので、かなり重量があります。
そのため崩れにくく、チャンプルーなどの炒め物にも最適です。
ゆし豆腐とは?
ゆし豆腐とは、島豆腐になる一歩手前の状態の豆腐のことをいいます。
生絞りをした豆乳を煮てにがりを加えて固めた状態で、フワフワとした食感になっています。
口当たりが滑らかで、お味噌汁に入れたり沖縄そばの具材として食べることが多いです。
ゆし豆腐は、醤油などをかけてそのまま食べたりもします。
カツオの出汁を加えて温め、塩や醤油、ネギなどで食べるのが一般的です。
島豆腐とゆし豆腐の違い
島豆腐もゆし豆腐も沖縄でつくられている豆腐で、ゆし豆腐の水気を切ったものが島豆腐になります。
島豆腐はずっしりとしていて、食べ応えがあります。
崩れにくいので、チャンプルーなどの炒め物に使われます。
それに対してゆし豆腐は、フワフワとしておぼろ豆腐のような食感です。
柔らかいので炒め物などにはあまり向いていません。
汁物に入れたり、醤油をかけてそのまま食べたりします。
まとめ
ゆし豆腐の水気を切ったものが島豆腐です。
島豆腐はずっしりしていて崩れにくく、炒め物などに使われることが多いです。
ゆし豆腐はとても柔らかく、フワフワとした食感になっています。