この記事では、「狭い道」と「路地」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「狭い道」とは?
車がすれ違うとき、うまく前進しないと車体を擦ってしまうほど幅が限られている場所を「狭い道」【せまいみち】といいます。
建築基準法では、幅が4mもない道であれば「狭い道」というのです。
このような狭く、通り過ぎるのが難しい道路では対向車が来たときは障害があれば幅寄せして、相手の車を先に通らせます。
山には車がすれ違うことすらできないほど「狭い道」があり、譲り合う気持ちが大切です。
主に、バイクや車も通れる道を指し、ある程度速度を落としつつ走行する必要性がある道路という意味で使われています。
「路地」とは?
2つの民家の間にある道路を「路地」【ろじ】といいます。
車が通れないほど幅の狭い道を指し、そこは自転車がやっと通れるほど細く、住宅が密集している下町によく見られる道路を指すのです。
元々は「露地」と書き、石畳であったり、コンクリートで出来た道という意味があります。
夏は打ち水を撒いては地面の温度を下げたり、木を植えて癒しを出す通り道としても使われているわけです。
たいていは家の前に面する通り道を指しますが、中には茶室へつながっているためすぐ家の中に入れる道もあります。
家の中に涼しい風を通すための役割も担いますし、私有地のような感覚で通れるところが住民を惹き付ける部分でもあるわけです。
「狭い道」と「路地」の違い
ここでは「狭い道」と「路地」の違いを、分かりやすく解説します。
2台の車が通り過ぎるのが難しいほど道路の幅が狭い通る場所を「狭い道」といいます。
1台の車がやっと通れるほどの道幅を指し、もしも向こう側から車が来たときは道路の脇に車を寄せるという配慮が必要になってくるのです。
山道が舗装されていない道や、砂利道など様々な道が含まれ、車やバイクも通るために作られています。
もう一方の「路地」は家の前にある幅が極端に狭い通り道を指すわけです。
幅としては1mほどであるため車は通れない所が多く、人や自転車が通る道になります。
ヒールが細くても歩きやすいよう石畳になっている所も多く、砂が舞い上がらないのも魅力です。
主に、迷路のように見える狭さに加えて夜になると薄暗くなる昭和レトロが楽しめる道でもあります。
まとめ
一般道路よりも幅が狭い通り道を指す言葉ではありますが、どのような幅を指すか画像や道路に行って調べてみるのもいい勉強方法になるでしょう。