この記事では、「興味がない」と「無関心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「興味がない」とは?
まず、「興味」は「その物事が感じさせる趣や面白味」、「ある対象に対する特別の関係」、「心理学において、ある対象を価値あるものとして、主観的に選択しようとする心的傾向」、「教育学において、学習の動機付けの1つ」という意味を含める言葉です。
そして、「興味がない」は「興味があること」を否定した言葉なので、「趣や面白味がないこと」や「ある対象に対する特別の関係がないこと」を意味する言葉になります。
「興味がない」の使い方
「興味がない」は名詞として使われています。
「無関心」とは?
まず、「関心」は「ある物事へ特に心をひかれ注意を向けること」を意味する言葉です。
そして、「無」という漢字には「ない」や「○○がない」、「存在しない」、「打ち消しの意味を表す助字」という意味を含みます。
したがって、「無関心」は文字通り、「関心」を打ち消した「関心がないこと」や「興味を持たないことやその様」を意味する言葉になります。
「無関心」の使い方
「無関心」は名詞として使われています。
「興味がない」と「無関心」の違い
「興味がない」と「無関心」はどちらも主に「興味や関心がないこと」を意味する言葉です。
したがって、二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。
「興味がない」の例文
・『彼は学校でモテモテであるが、恋愛には特に興味がないらしい』
・『彼女は興味がない分野にはとことんやる気がでない性格のようだ』
「無関心」の例文
・『好きの反対は嫌いではなく、無関心であると言われている』
・『彼は元は無関心な大衆たちが、一時の話題に乗じて無責任な発言をしていることを痛烈に批判した』
まとめ
「興味がない」と「無関心」はどちらも主に「興味や関心がないこと」を意味する言葉であり、二語は類義語の関係に当たるということでした。