この記事では、「競技」と「種目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「競技」とは?
「競技」とはスポーツの大まかな分類を指す言葉です。
例えば自分の足で決められた長さを走ってタイムを競う徒競走や、リングの中でグローブを付けて殴り合うボクシング、チームに分かれて1つのボールを奪い合い相手のゴールに入れるサッカーなどが各「競技」の名前になります。
「競技」の中には走る長さや参加できる選手の条件などがルールやレギュレーションとして決まっていますが、そういった細部のルールは関係なく大まかにどういう分類のスポーツかという分け方の呼び名が「競技」です。
「種目」とは?
「種目」とはレギュレーションが細分化しているスポーツにおいてどのレギュレーションかを指す言葉です。
例えば競泳という「競技」はただ泳げばいいというわけでなく、何メートルの距離泳ぐかとどのような泳ぎ方かでいくつかのレギュレーションに分かれています。
この200メートル自由形や50メートル背泳ぎのように分かれているそれぞれのレギュレーションが競泳の「種目」です。
当然競泳だけでなくレギュレーションがいくつかに分かれているスポーツは、全てレギュレーションの一つひとつが「種目」になります。
「競技」と「種目」の違い
「競技」と「種目」の違いを、分かりやすく解説します。
スポーツの大まかな分類が「競技」でその中でもどのようなルールや規定で行うかが「種目」です。
例えば5キロメートル走るマラソンも42. 195キロメートル走るマラソンも同じマラソンという「競技」ですが、「種目」としては5キロマラソンとフルマラソンで別物になります。
まとめ
どんな運動をするかが「競技」でそれをどんなルールでするかが「種目」と覚えておけば、両者の意味は正しく理解できたと言っていいでしょう。
ただどんなスポーツでも「競技」とは言えますが、ルールやレギュレーションが細分化されていないスポーツも少なからずあるので、「競技」と「種目」が混同されることはたしかにあります。