この記事では、「無責任」と「他人任せ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無責任」とは?
「無責任」は「むせきにん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることについて、負うべき義務がないこと」という意味です。
2つ目は、「自分の立場や与えられた役割への負うべ義務を自覚しないこと」という意味です。
3つ目は「他人事だと思い、適当にあしらうこと」という意味です。
「無責任」の言葉の使い方
「無責任」は名詞・形容動詞として「無責任だ・である」「無責任な発言」などと使われます。
「無+責任」で成り立っている語で、「無」は「〜がない」「存在しない」という打消しの意味の接頭辞、「責任」は「立場上当然負わなければならない任務や義務」「自分のした事の結果について責めを負うこと」という意味、「無責任」で、「立場上当然負わなければならない任務や義務という自覚がないこと」になります。
「他人任せ」とは?
「他人任せ」は「たにんまかせ・ひとまかせ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分以外の人を当てにする様子」という意味です。
2つ目は、「自分が果たすべき仕事や役割を、ほかの人に押し付ける様子」という意味です。
「他人任せ」の言葉の使い方
「他人任せ」は名詞・形容動詞として「他人任せだ・である」「他人任せにする・した」などと使われます。
「他人+任せ」で成り立っている語で、「他人」は「自分以外の人」「その事柄に関係のない人」という意味、「任せ」は動詞「任せる」の連用形が名詞化した言葉で「仕事などを他にゆだねて自由にさせる」という意味、「他人任せ」で「自分以外の人に仕事などをゆだねて放っておくこと」になります。
「無責任」と「他人任せ」の違い
「無責任」は「立場上当然負わなければならない任務や義務という自覚がないこと」です。
「他人任せ」は「自分以外の人に仕事などをゆだねて放っておくこと」です。
まとめ
今回は「無責任」と「他人任せ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。