「アイロニー」と「皮肉」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「アイロニー」と「皮肉」の違いとは?違い

この記事では、「アイロニー」「皮肉」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「アイロニー」とは?

面白いという意味がある「アイロニー」は冗談を交えた皮肉で相手を楽しませておいて、真実を引き出します。

“irony”と書き、事実とはまったく違うことを面白く、おかしく話しては笑わせながら相手の無知さをあざ笑う気持ちを見せるわけです。

この言葉の発祥はギリシアで、この場所で使われている言語に虚偽を意味するエイローネイアーがあり、皮肉骨髄と日本語で訳します。


「皮肉」とは?

嫌味たらしく相手を傷つけるため言葉をぶつけるのが「皮肉」【ひにく】です。

陥れよう、悲しい気持ちにさせようという意地悪さが見える言い方を指し、事実とは違う正反対のことを人が嫌がるように伝えます。

直接的に嫌味を言うのではなく、わざと遠まわしに人が嫌がる内容を取り上げて、精神的に傷つける行為を楽しいと感じる人の嫌味を指すわけです。


「アイロニー」と「皮肉」の違い

「アイロニー」「皮肉」の違いを、分かりやすく解説します。

表向きは面白く相手と話しているように装っておいて、無知さを皮肉るために使うのが「アイロニー」です。

もう一方の「皮肉」は相手に意地悪しようと考えて、遠まわしに嫌味を言います。

言われたくない言葉を発しては気分を悪くさせようと家族の悪口を言ったり、友人を貶しては傷つくように辛い言葉を伝えるのです。

「アイロニー」の例文

・『アイロニーを深堀するなら、ソクラテスの問答法を学びたい』
・『初対面の相手を探るならアイロニーを取り入れるといい』

「皮肉」の例文

・『会長は会う度に嫌味たっぷりの皮肉を言うので嫌われる』
・『PTAに参加する親は、若い教師を皮肉込めて褒める』

まとめ

人が嫌がる言葉をわざと伝えては相手の出方を見て楽しむ言葉を2つご紹介しました。

どのような場面で使えばより相手を追い込む言葉となるか学ぶのも、意味を理解する方法になるでしょう。

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