「擬態」と「偽装」の違いとは?分かりやすく解釈

「擬態」と「偽装」の違いとは?違い

この記事では、「擬態」「偽装」の違いを分かりやすく説明していきます。

「擬態」とは?

「擬態」「ぎたい」と読み、意味は以下の通りです。

「他のもののようすや姿に似せること」という意味で、ある物を真似てその様に見せかけることです。

2つ目は「動物が、本能で体の色や形などを周囲のものに似せること」という意味で、自らの姿を周囲の物に馴染ませたり、より強い動物と似た様な色にすることなどです。


「擬態」の言葉の使い方

「擬態」は名詞として「擬態する・した」「擬態を見せる」などと使われます。

基本的に、自分の姿かたちを他のものに見せかけることに使われる言葉です。


「偽装」とは?

「偽装」「ぎそう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある事実をおおい隠すために、他の物事・状況に見せかけること」という意味で、真実を隠す為に、わざと他の事実を作って分からなくすることです。

2つ目は、「周囲のものと似た色や形にして、自分の姿を見えにくくすること」という意味で、戦場などで、敵に見つかりにくくする為に、色や形を周囲に馴染ませることです。

「偽装」の言葉の使い方

「偽装」は名詞として「偽装する・した」「偽装工作」などと使われます。

「擬装」とも書き、英語で「カムフラージュ」と言います。

基本的に、真実を隠す為に上から他の事柄をかぶせて分からなくすることに使われる言葉です。

「擬態」と「偽装」の違い

「擬態」「自分の姿かたちを他のものに見せかけること」です。

「偽装」「真実を隠す為に上から他の事柄をかぶせて分からなくすること」です。

「擬態」の例文

「擬態」の例文は以下の通りです。

・『コノハチョウが枯れ葉に擬態する』
・『ナナフシの擬態を見破る』
・『擬態語はオノマトペの一種だ』

「偽装」の例文

「偽装」の例文は以下の通りです。

・『手抜き工事が分からない様に偽装する』
・『この事件は偽装殺人に違いない』
・『迷彩色の服を着て偽装する』

まとめ

今回は「擬態」「偽装」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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